「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間」オススメの女性向け映画!本物になるには?
今回は「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間」(2016年12月公開)という映画をご紹介していきます。
こんな人に観て欲しい…
- マイルス・デイヴィスが好きな方はもちろん知らない方にも
- モダンジャズの帝王の生き方を知りたい人
- 人を愛することの意味を知りたい人
- 人生に刺激が欲しい人
- 本物になりたい人
これを観ると…
- マイルス・デイヴィスのファンになります
- 豊かな気持ちになれます
- 愛を知ることができます
- 人生にはスパイスが必要だと思えます
- 本物になれます
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誰もが一度は耳にしたことがある彼の音色。
私も物心ついた頃には彼の音楽を聞いていました。
そんな彼の音楽は彼の哲学そのものです。
彼の哲学に私たちは共鳴し、彼の奏でるメロディーに彼の人生を感じ、彼の根底にある切なさと愛に私たちは癒され励まされているような気がします。
生きることの辛さと素晴らしさ。
人を愛することの喜びと哀しみ。
愛の温もりと冷たさ。
相反するものがなければ、生きていることが実感できないこの世の仕組みを彼の音楽を通して感じることができます。
彼の残したものは音楽だけではなく、彼の言葉の数々…。
強烈に「生きる」ことを考えさせられます。
彼の言葉で「一番大切なものは自分のサウンドだ。それがない限り、どんなメロディを演奏しても意味はない」と言うのです。
彼の言う「自分のサウンド」というのは「自分の言葉」だと思います。
言葉は道具にしか過ぎません。
それをどのように扱うのか、もしくは扱われてしまう人間であるのかは自分次第だということです。
マジョリティ(物言わぬ多数派)に生きることの方が楽かもしれません。
しかし、そんな生き方では人生のメロディーを奏でられないという風にもとらえられます。
彼は「立派なジャズを演奏するには、実際の生活や経験を通して初めて身に付く、人生に対する理解とか感情といったものが必要なんだ」と言います。
それはどんな言葉を使っても実際の体経験がなければ、ただの情報通であり耳年増になっているかもしれません。
フェイクな経験をしても、リアルな体験でなければ意味はないのです。
例えば疑似恋愛、芸能人のファンでその人が結婚して失恋したというのは、失恋風なだけであって失恋ではありません。
バンジージャンプをして死ぬ思いをしたというのと実際に死にかけた、殺されかけたというのは別物です。
バーチャルで得た体験はバーチャルにしかすぎないので現実社会では通用しません。
彼の人生感を通しホンモノを見極めるにはどうしたらいいのか?
そして、ホンモノになるにはどうしたらいいかに気づかされました。
それは「自分自身に嘘をつかない生き方をしているか否か」。
それだけです。
自分に嘘をつかないこと。
それがホンモノになる第一条件のような気がしました。
よかったら観てくださいね♥
【MILES AHEAD 予告】